ぼくの Google I/O 2019 Recap #io19jp

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Google I/O とは

Google I/O は Google が毎年開催している開発者向けのカンファレンスです。2015 年まではサンフランシスコにあるモスコー二センター ( ここは GDC の会場にも使われています ) で催されていて、2016 年からはマウンテンビューにある Googleplex の愛称で親しまれる Google 本社から程近い Shoreline Amphitheatre ( ショアライン・アンフィシアター ) で催されています。

events.google.com

今年の会期は現地時間 5/7 から 5/9 までの3日間でした。今回は Day 0 として前日入りし、Day 1 と Day 2 に参加した後、所用で Day 3 を残して帰国しました。

ちなみに Google I/O への参加は初めてでした!そんな感じで文章長め・写真多め、技術トピックスとしては AR を中心として Google I/O 2019 を振り返ります。

出発前のお話

Google I/O 2019 のチケット

Google I/O に参加するには先ずチケットを手に入れる必要があります。このチケットは誰でも手に入れられるわけではなく、抽選制となっています。今年は 2/22 から申し込みが始まり 2/28 には当落報告が挙がっていました。

ちなみに今年の Google I/O に申し込んだ人は、当落に関わらず .dev ドメインを1年間プレゼントされていたそうです。

get.dev

というわけでこの時点ではチケットを持っておらず、参加出来る見込みはありませんでした。が、4月に入り「抽選に当たったけれど決済しなかった人」、「関係企業などで Google から招待されたけれど行かない人」などの『枠』が開放され始め、紆余曲折を経て 4/16 にチケットを手に入れられました。

チケット代は $1,150.00 USD でした。クレジットカードの為替レートにもよりますが、自分の場合は ¥131,026 でした。一般的な金銭感覚からすると高いと思いますが、海外のカンファレンスは大体こんな感じです。ちなみにこのチケット代は原則として招待された人も支払う必要があります。

航空券

会期まで残り1ヶ月に満たないタイミングでの航空券手配となったため、激安チケットは手配できませんでした。航空券の金額は渡航期間や航空会社、そして乗り継ぎの有無に左右されますが、このタイミングで探したときの最安値は羽田発、ロサンゼルス乗り継ぎ、サンノゼ着の ¥92,410 でした。今回は色々と探した中でもっとも都合の良い便を選択しましたが、肌感覚としてアメリカの往復は 20 万円程度を見積もっておくと安定です。

会場となる Shoreline Amphitheatre の最寄りとなる空港はおよそ 20km 離れたところにあるノーマン・Y・ミネタ・サンノゼ国際空港です。倍の距離、およそ 40km 離れたところにサンフランシスコ国際空港もありますが、空港の混み具合はサンノゼのほうが空いています。サンノゼ空港には羽田から直行便が、サンフランシスコ空港には成田から直行便が出ています。

ホテル

航空券以上に難しいのが拠点の確保です。海外に行く場合は概ね Airbnb を利用していますが、今回は近場に空きがなかったのでホテルを探しました。当然のように近場且つ金額帯が許容範囲のホテルは全滅していて、結果としてサニーベールにある Days Inn & Suites by Wyndham Sunnyvale に泊まりました。会場まではおよそ 8.5km の距離、Uber で 20 分程度でした。

www.tripadvisor.jp

普段は1泊1万円を切っていますが、確保時点では1泊2万円超えでした。加えてアメリカのホテルあるあるですが、宿泊料金とは別にデポジットが必要となります。このホテルではチェックイン時点で、全日程を通して $50 USD が課金されました。

予約完了後にレビューを見ると Bed Bug こと南京虫の報告があり、戦々恐々とした三夜を過ごしましたが、特に被害に遭うことはありませんでした。むしろ部屋は清潔で、宿泊料金に朝ごはん代も含まれていたので、総じて体感は良かったです。

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左: Day 1 の朝ごはん 右: Day 2 の朝ごはん

持ち物

海外旅行時には出来る限りスーツケースを持っていきたくない派なので、愛用しているリュックサック Aer FIT PACK2 に頑張って詰め込んでいきます。

AER エアー フィットパック2 ブラック

AER エアー フィットパック2 ブラック

今回は以下のものを持っていきました。

  • パスポート
  • スマートフォン ( iPhone XR + Essential Phone PH-1 )
    • 航空会社のアプリ w/ eチケット
    • Google I/O 2019 公式アプリ iOS / Android
  • モバイルバッテリー × 2 + USB 充電器 Anker PowerPort Speed 4 + 各種ケーブル
  • MacBook Pro
  • iPad
  • Oculus Go
  • QC30
  • 着替え + 部屋着 w/ 圧縮袋
  • レジャーシート

日数が少なく、防寒着のような嵩張るものが不要な季節も相まって、大して使わないであろう Oculus Go を持っていく程度にはスペースに余裕がありました。ちなみにどんなに荷物が多くなっても QC30 のようなノイズキャンセリングヘッドホンは外せません。飛行機内での QOL が段違いです。

Bose QuietControl 30 wireless headphones ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン

Bose QuietControl 30 wireless headphones ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン

レジャーシートは1人用の小さなものを持っていきましたが、後述する芝生エリアで大いに活躍してくれたので、これは必携です。あるいは Helinox のような持ち運び可能なチェアも良いですが、芝生エリアにおいては傾斜があるので、レジャーシートのほうが向いていそうでした。大きめのレジャーシートであれば仲間同士で使えて良さそうです。

本来的には日本から持っていくべきだった日除けのためのキャップとサングラス、防寒着の Hoodie は現地で調達しました。

通信環境

ソフトバンクユーザーなので、アメリカ旅行時にはアメリカ放題 🇺🇸に助けられています。

www.softbank.jp

アメリカ放題は不安定なときもあるので、万が一のバックアップとして SIM フリー端末の Essential Phone PH-1 に MOST SIM を入れていきました。

Google I/O の会場に入った後は、参加者向けの Guest Wi-Fi に勝るものはありませんでした。

現地でのお話

Day 0, May 6th

到着日です。

Badge Pickup

Google I/O は前日から Badge Pickup が可能です。この Badge Pickup の順番によって Keynote での座席配置が決まるので、前のほうで見たい人は前々日には現地入りしておき、前日の朝早くから Registration に向かいましょう。

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空港に着いてホテルにチェックインしたのが15時、そこから一呼吸置いた後に身支度を整えて会場に向かい、16時半過ぎに Badge Pickup を終えました。

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参加者には、写真の Bagde の他に、水筒や日焼け止め、Tシャツ、それらを入れる簡易的なザックが手渡されます。Day 1, Day 2 はこのザックと行動を共にしましたが、後半は荷物を入れすぎて紐の部分が抜けてしまいました。w

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photo by @kiko_tw https://twitter.com/kiko_tw

Googleplex

会場の Shoreline Amphitheatre から Google 本社の Googleplex までは歩いていけます。建物の中に入れるのは Googler と Invite されている人のみですが、敷地内には誰でも入れます。多くの参加者同様、自分も Android Pie の写真を撮ってきました。

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Google Merchandise Store

Google Merchandise Store は Googleplex から歩いて 10-15 分程度のところにある Google 公式ショップです。一部の商品は Web からも注文できますが、例年通り Registration 時に貰えると思っていたら今年は貰えなかったサングラスの調達が急務だったので、散歩がてら実店舗に行ってきました。

サングラスに加えて家で待つ家族へのお土産も含めて ¥14,520 分の Google グッズをお買い上げ 💸

Sandbox VR @ San Mateo

IntoFree代表のにしかわさん @MiyuWestriver にお誘いいただき、マウンテンビューから少し離れたサンマテオにあるロケーションベース VR 施設 Sandbox VR に行ってきました。

sandboxvr.com

コンテンツとしては SF 系の Amber Sky 2088 と海賊系の Curse of Davy Jones そしてホラー系の Deadwood Mansion が用意されていて、ホラー系を恐れた我々は Amber Sky 2088 を体験しました。

内容としては軌道エレベーターのように乗せられた状態で、荷物を守りながら上へ上へと上昇しつつ、前方と左右、そして上からの攻撃を耐えしのぐディフェンス系に類するものでした。やられてしまった場合は視界が灰色になりますが、仲間にタッチしてもらうことで回復できる体験は新しかったです。

体験中、部屋の様子はビデオカメラで収録されていて、体験後にティザー動画としてすごくいい感じに仕上げてくれ、その場で Airdrop で動画を貰えました。日本では見ない形のファシリティだったので、これはとても良いものだと思いました:D

youtu.be

youtu.be

ちなみに Sandbox VR のウェブサイトには見たことのない HMD に銃型デバイスを持っていたので、そういう意味でも期待していましたが、蓋を開けてみると HMD は Oculus Rift CV1 で、ウェブサイトはあくまでイメージ的な何かでした。とはいえモーショントラッキングには高価な OptiTrack を使い、触覚ベストには bHaptics の Tactsuite を、PC は MSI のバックパック PC VR One を使うなど、ロケーションベース VR のシステムとしては盛り盛りな感じでもありました。

www.bhaptics.com

最低催行人数が 2 人以上で、1人あたり $42.00 USD と決して安くはありませんが、近くに行くことがあればぜひ立ち寄って体験して欲しいです!

Day 1, May 7th

Google I/O 2019 本番です!

Open 〜 Keynote pre-show

Day 1 は全参加者を対象にした 09:00 から始まる Keynote とその後の Developer Keynote から始まります。

会場の Gate は 1 箇所しかなく、そこで手荷物検査とボディチェックが行われるので、特に朝の入場時にはそれなりの待ち行列が発生します。出来るだけ前の方で Keynote を見たい人は 07:00 過ぎには現地入りしていたようですが、色々あって Gate を通過したのはとっくに 09:00 過ぎになっていました。

混むと聞いていたので自分はホテルで朝ご飯を食べてしまいましたが、会場では朝ご飯が提供されていて大変賑わっていました。この後のお昼ご飯も夜ご飯も同様に提供されていて、飲み物もウォーターサーバーはもとより、コーヒー ( デカフェも!! ) に紅茶、炭酸飲料の缶、夜にはアルコールが提供されるなど、最初から最後まで食に困ることはありませんでした。もちろん味付けは人それぞれで好みがあるかもしれません。

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そうこうしている間に Keynote pre-show として Nao Tokui さん @naotokui による AI DJ が始まりました。

前日の Badge Pickup が遅かったこともあり、割り当てられた座席が 201 と後方のブロックだったので、椅子には座らず通路を挟んでさらに後方にある芝生席から DJ プレイに酔いしれつつ Keynote を待っていました。

これは夕方の写真ですが、芝生席の雰囲気とステージまでの距離感はこんな感じです。登壇者を間近に見ることは出来ませんが、左右の縦長ディスプレイを含めて I/O のステージを俯瞰して見ることが出来るので、個人的には大正解でした。

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但し、前方の座席と違い、後方の座席とこの芝生席には屋根のようなものがありません。Keynote が始まるまでは曇り空でしたが、どういうわけか始まってから物凄い快晴になり、容赦なく降り注ぐ日差しに熱中症気味になったので、日傘を持っていくのも有りだと感じました。

それにしても AI DJ かっこよかったです!途中からしか観れなかったことを悔いるばかりです!

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Keynote / Developer Keynote

Keynote も Developer Keynote も YouTube で公開されています。時差の関係で日本から YouTube Live を見ると深夜帯になりますが、体感的には結構多くの人が視聴していた気がします。

www.youtube.com

www.youtube.com

後述するスライドの中でも触れていますが、AR 観点でのトピックスは下記の通りです。

  • 00:01:25 Google I/O 2019 公式アプリに AR 機能
  • 00:06:59 Google 検索の検索結果に 3D モデルを表示、現実世界に AR 表示
  • 00:12:07 Google Lens の超進化、翻訳精度の向上や動画が表示されるように
  • 01:23:20 Google Maps の AR 機能が全 Pixel ユーザーに順次開放へ

Keynote でも Developer Keynote でも VR に関するお話は一切なく、なんというか予想していた通りではありますが、残念でした。

Session

午後は技術トピックスごとに会場が分かれ、複数のセッションが並行で走ります。同時に Sandbox というデモブースや、実際にコードを書いてみる Codelabs に会場限定のグッズが販売される I/O Store などがオープンとなります。身体は1つしかないので、優先すべきものを計画する能力が試されます。自分の場合は主目的が AR と明白だったので、セッションを見つつ、Sandbox を周りつつ、という感じで行動していました。

Day 1 の AR セッションは What’s New in ARCore の 1 本だけでした。

セッションで得られたアレコレについては後述するスライドにまとめてあります。これは Day 2 についても同様です。

Codelabs

今回は 1 つも試しませんでしたが、会場に用意されていた Codelabs の課題は既に公開されています。現地で 4 つの Codelabs を修了して応募すると、来年の Google I/O のチケットが抽選で当たるらしいです。

events.google.com

Google I/O 2019 公式アプリの AR 機能

今年の公式アプリには目指すべき場所がどの方角に、どのくらいの距離にあるのか分かる AR 機能が実装されていました。重畳にあたり GPS だけに頼るのではなく、指定の看板による位置合わせを行っていますが、これは Augmented Images の実例にもなっています。

Sandbox

主に Keynote で発表された Google の技術を体験できる場として複数の Sandbox ブースが用意されていました。お目当ての ARCore は Payments / Web / Chrome OS の Sandbox A と Flutter と一緒の Sandbox B に入っていました。

Augmented Faces

Augmented Faces は ARCore 1.7 で実装された Depth カメラ無しで 468 点の 3D メッシュを生成して AR フェイスマスクを実現するものです。同様のことを iOS で実現する場合は Depth カメラが必要になる、つまり iPhone X 以上の端末が必要になりますが、Augmented Faces はそういった制限がありません。

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What’s New in ARCore セッションでは、この Augmented Faces が今夏 iOS にも展開されることが発表されました。これによって 1B = 10 億の Android / iOS デバイスで Augmented Faces を使えるようになるとのことでした。

codelabs.developers.google.com

Augmented Images in ARCore

いわゆる画像認識です。アップデートは以下の通りです。

  • v1.8 に比べてトラッキングの精度が 30% 向上
  • v1.8 に比べて認識精度が 15% 向上
  • v1.9 から複数画像のトラッキングが可能になった New!!
  • v1.9 から動いている画像のトラッキングが可能になった New!!

youtu.be

codelabs.developers.google.com

Augmented Images については、jyuko さん @jyuko49 の記事も詳しいです。必見です。

jyuko49.hatenablog.com

Environmental HDR

TensorFlow-lite を用いた物凄い、本当に物凄い環境光推定です。やっていることの凄さに対して、デモ映えしにくいのが難点

youtu.be

Scene Viewer

今回の ARCore 関連の発表で個人的にもっとも可能性を感じたのがこの Scene Viewer です。午前中の Keynote では壇上にサメを浮かび上がらせていましたが、Scene Viewer は Google 検索の Web 検索結果に AR をもたらすものです。そして iOS における AR Quick Look 同等のことを ARCore で実現するものでもあります。

youtu.be

codelabs.developers.google.com

発表を聞いたタイミングでは <model-viewer> が iOS の AR Quick Look と共存できるのか心配でしたが Codelabs にもある通り、Android と iOS そして Magic Leap One まで共存可能となっています。これにはなかなか興奮して Sandbox ブースの Googler にずっと Awesome! Awesome! 言っていた気がします。

Keynote のサメ出現をオマージュした簡単なデモを Glitch に用意したので、興味のある方は Android と iOS の双方からアクセスしてみてください。

my-first-model-viewer.glitch.me

STADIA

AR 以外の Sandbox も時間の許す限り体験してきました。想像以上に言及されなかったもののWhat's New in Gaming セッションでも軽く触れられた Google によるクラウドゲーミングプラットフォーム STADIA を体験することもできました。この STADIA は 3 月に開催された GDC 2019 でお披露目されたもので、当日はコントローラーが汎用品でしたが、今回は STADIA 印の入った専用のコントローラーが用意されていました。

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stadia.dev

ARcade

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日中のセッション終了後に Augmented Reality カテゴリのコンテンツとして ARcade という時間が設けられていました。

All the original arcade games you could imagine with a special AR tribute to a Google classic, Dino Runner.

events.google.com

会場では PONG のすごいやつや、スト2に混じって ARcadeARcade たらしめていると言っても過言ではない ARCore 版の DINO Runner を一番奥のステージで体験できました。

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DINO Runner

おそらく ARcade の一番の目玉は DINO Runner だったのではないでしょうか。プレイする 3 人と、カメラを操作する 2 人の計 5 台の ARCore 端末を同期させたゲームになっていて、実際にプレイしてみると結構面白かったです。AR モードの見せ方も上手でした。

youtu.be

DINO Runner の隣にあった 12 秒間で暴れたものが編集される何か

youtu.be

これはだいぶ謎コンテンツでしたが、体験後に動画を送られてきたのでアップロードしておきました。

続く宴

ARcade は 19:00-22:00 の時間枠で催されていましたが、日中の Keynote でやられたダメージが大きく 21:00 過ぎには会場を後にしました。夜になるとアルコールが提供されることもあり、会場内は昼間の熱気とはまた違う、いい感じの空気感が漂っていました。

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ちなみにこれはお仕事だからということではありませんが、会期中アルコールは一滴も摂りませんでした。その代わり抹茶タピオカドリンクをひたすら飲んでいたのですが、抹茶部分は美味しかったものの軒並みタピオカに芯が残っていたのがだいぶ残念でした><

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Day 2, May 8th

Day 2 は朝からセッション漬けでした。セッション開始時刻の 08:30 に対して開場時刻は 08:00 と開場後あまり余裕がない状態で、ちょっと慌ただしくセッション会場に向かいました。朝ご飯が用意されているとはいえ、ホテルで済ませて来るのは正義感があります。

Session

Day 2 は Day 1 よりも AR 関連セッションが用意されていました。この日は下記のセッションを 4 本連続で拝聴しました。

  • 08:30~ On Creativity and Technology, with Legendary Animator Glen Keane
  • 09:30~ Designing AR Applications
  • 10:30~ Increasing AR Realism with Lighting
  • 11:30~ Developing the First AR Experience for Google Maps

1つ目の On Creativity and Technology, with Legendary Animator Glen Keane セッションは Augmented Reality カテゴリーとなっていましたが、最後の最後で Virtual Reality を差し込んでくる俺得セッションでした。自分の中では唯一スタンディングオベーションが発生したセッションでもありました。

ちなみに Google I/O ではウェブサイトまたはアプリから各セッションごとにセッションの予約が出来るようになっています。もちろん全 AR 関連セッションを予約しておきましたが、少なくとも AR 関連セッションについては予約無しだと入れないということはありませんでした。予約済みの人と予約していない人の待機列はそれぞれ作られますが、開場タイミングが同じセッションもあったので、この仕組みがうまく働いていたのかはやや疑問が残ります。予約しておくに越したことはありませんが。

I/O Networking Event with the AR/VR Team

Shoreline Amphitheatre から 1.5km の距離にある Google AR/VR チームの拠点である Immersive Lab でクローズドなネットワークイベントが開催されました。15:30 からの Augmenting Faces and Images セッションに後ろ髪を惹かれつつ、色々なご縁があって Invite してもらったので I/O を抜け出して 20 分程度歩いて行ってきました。建物への入り方が分からなくて困っていた時に Googler のお兄さんが助けれくれたのですが、その方も AR/VR チームの人っぽくて何かしらの縁を感じたりするなどしました。

パネルディスカッションと QA に続き、会場の Sandbox にはなかった ARCore を用いた AR コンテンツのデモを体験しつつ懇親会が催されました。内容はシェア NG ということで控えますが、この場に参加していた人が先行して特別な情報を掴めた!というわけではないので悪しからず。ちなみに Google I/O 本編とは切り離されたネットワーキングイベントなので、本編には参加していない人もいました。

BESTBUY

自分の中で US に来たらタイミングを見計らって BESTBUY に行くことがお約束となっています。今回は Keynote で発表された Pixel 3a に Portal from Facebook そして Oculus Go の専用ハードケースに、発売を控える注目の HMD である Oculus Rift S と Oculus Quest の実機を見てきました。もし Pixel 3a が売っていたら買おうと思っていて、まさに店頭に出ていたので非常に高まったのですが、残念ながら売り切れてしまったとのことでした。

The Flaming Lips Live at I/O'19

日が傾き始める頃には会場に戻りました。みんなみんな思い思いのスタイルでステージが始まるのを待っていました。

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そしてショーが開幕!物凄く有名で人気の The Flaming Lips さんが夜の部を大いに盛り上げていました!

flaminglips.warnerbrosrecords.com

周囲も暗くなり、身体も温まってきていい感じにノッてきたものの、翌朝早朝にホテルを発たなければならないので一人会場を後にしたのでした。

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Bye Bye Google I/O !! 来年もこの場にいられますように!!

帰国後のお話

Google I/O 2019 わいわい報告会

帰国後、日本で最初の Google I/O 2019 報告会と思われる「Google I/O 2019 わいわい報告会」が開催されました。自分は先んじて帰国していましたが、前日 12 日に帰国したばかりのメンバーも多く、時差ボケに苛まれながらの資料作成はなかなか辛いものがあったそうです。

mercaridev.connpass.com

報告会の様子は Togetter にまとまっています。

togetter.com

色々なテーマのトークがありましたが、自分は ARCore のアップデートや新機能について喋りました。喋りだすと実は結構短い 15 分という持ち時間だったので、だいぶサマった感じになってしまいましたが、雰囲気だけでも伝わっていたら幸いです。

喋った内容は公開用に一部手を加えて報告会の途中で Speaker Deck に公開済みです!特に今回発表された ARCore 関連の Reference や Resources は網羅的に掲載したので、気になる方は目を通してみてください。

speakerdeck.com

最後に

高いお金を払って Google I/O に赴く意味はあるのか?

セッションを見聞きすることだけが目的であるなら、それはもう YouTube で十分です。実際 YouTube には 2019/05/15 現在 Google I/O 2019 All Sessions として 177 本の動画が公開されています。これはぶっ通しで見続けても 4 日間はかかる程度の総再生時間になります。むしろ YouTube であれば字幕を設定できるので、セッションは後から視聴するほうが何かと理解しやすいかもしれません。

www.youtube.com

では人はなぜ Google I/O に行くのか。それは YouTube 越しでは体験不可能なこと、セッション後にスピーカーを捕まえての質疑応答もそうですし、Codelabs や Sandbox に加えて様々なジャンルで Googler にレビューしてもらえる App Reviews を体験するため、これに尽きるのではないでしょうか。

総じて言えることは、現地で英語によるコミュニケーションを取る気があるなら Google I/O に足を運ぶ価値があります。大事なのはコミュニケーションスキルです。ペラペラスラスラ喋れなくても雰囲気でどうにかなるものです。もちろん最低限の英語力があるに越したことはありませんが……!!

謝辞あるいはお約束

何かとお金の話に触れていますが、今回の Google I/O はお仕事として参加していたので、チケット・航空券・宿泊・交通費・海外旅行保険、他もろもろは所属企業であるメルカリが拠出しているものになります。メルカリすごい。というわけで Input だけではなく I/O に行っただけの価値がある Output も出していきたい気持ちです。


現場からは以上です。月末には AWE USA 2019 で今度は Santa Clara に赴きます!